2012/01/26

book // 20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学の集中講義

title:20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学の集中講義
author:ティナ・シーリグ
publish:阪急コミュニケーションズ

就職活動をしている時に読んでよかった
これを読んで
あの面接でコテンパに「職種をまちがっている」と言われたことが
プラスのことなんだ、感謝することなんだ
と認識ができた

その後、お礼メールを送った
きっと面接官にとっては、イチ応募者だと思うけど
私は絶対にあの人を見返してやる
「あんたにはできない」と受けとったあの言葉が
私を奮い立たせる

職を探すときは、自分が応募している職が自分にあっているかを見極めることが大切です。つまり、あなたは的にふさわしい矢でしょうか。私たちは、職を手に入れることばかりに目がいき、その仕事が自分の能力や興味にあっているか、もっと重要な点として、職場の同僚とうまくやっていけるかどうかを疎かにしがちです。(p.180)






実際にブレイン・ストーミングをする際には、ダメなアイデアなどというものはないと、はっきり示すことが重要です。実現可能性がなければ価値はない。という思い込みをなくす必要があるのです。奇抜なアイデアを大歓迎すれば、人に話す前にアイデアを編集してしまうクセはなくなります。当初、提案されたときは非現実的で、とんでもないと思われたアイデアも、長い目で見ればいちばん面白かったということはよくあります。最初の数回ではうまくいかないかもしれませんが、ほんの少し工夫すれば、実行可能な素晴らしいアイデアへと変わるのです。(p.56)

「アイデアに悪いものはない」と「ほかの人のアイデアを発展させる」を両立させる演習。
まず、グループを2人組に分けます。ひとりがパーティーを計画し、もうひとりに提案します。提案された方は、どんなアイデアも否定して、どうしてダメなのか理由を言わなくてはなりません。(土曜夜にパーティしよう。ダメ、美容院にいかなきゃ)これを2、3分続けると、提案する方はフラストレーションがたまりますが、その一方で、なんとか相手にイエスと言われうアイデアを思いつこうとがんばります。しばらくしたら、役割を交代して、今までNOと答えてきた人が、パーティーの案を考えることにします。提案された方は、今度はすべてYESと答え、何か付け加えなければなりません。(土曜夜にパーティーしよう。そうしよう、わたしはケーキ持ってくね)これをしばらく続けていると、思いも寄らない飛躍をすることになります。(p.57)

「してはいけないことを3つ教えられたんだ。あとは自分次第だそうだ。」この逸話の要点は、すべきことをあれこれ挙げていくことよりも、絶対にしてはいけないことを知っておくほうがいい、ということです。フランチャイズの事業でも、してはならないことを3つだけ指示し、あとはすべて各事業主に任せています。(p.64)

新しい分野に移る場合、それまでに身につけたスキルを活かす方法を見極めるのが最善の方法のひとつだと言えます。元々そこにいる人たちは、ほかの分野との共通点になかなか気づかないものです。それをあきらかにすることが必要になります。それぞれの分野で使われる言葉はまったく違っているのに、仕事の中身が驚く似ていることがあります。(p.73)

共に働く人の質が最適になるようにキャリアを考えなさい。そうすれば、巡ってくる機会の質があがるというのです。できる人たちは、お互いを励ましあい、貴重なナットワークを築いて、たえず新しいチャンスを生み出しています。自分のキャリアを狭く捉えて、その枠内でしか動こうとしないのは間違いであり、面白いチャンスを絶えず与えてくれる組織で働くべきです。(p.132)

スキルと情熱と市場が重なる場所を見極められたとき、その役割は見つかります。それは、やりがいがあるということだけではなく、前向きに情熱を傾けられ、人生を奪うのではなく人生を豊かにしてくれるのです。ぴたりとはまる役割を見つけるには、実験を繰り返し、多くの選択肢を試し、周りから暗に受け取っているメッセージを検証し、正しくないと思えば突っぱねることが必要です。(p.137)

判断に迷ったときは、将来そのときのことをどう話したいかを考えればいい。将来、胸を張って話せるように、いま物語を紡ぐのです。(p.167)

自分の行動に責任を持ち、経験から学ぼうとする姿勢が大切だということです。それができれば、前に進めるのです。(p.168)

学習意欲の高い人たちは、悪い状況をうまく好転できるそうです。模擬就職面接で(事前に否定的な情報を与えた)面接官とのやりとりから何かを学べと指示したグループは、面接官の否定的な見方を覆したのです。(p.169)

交渉を成功させるカギは、全員にとって有効な結果を引き出せるように、全員の利害を探り出すことです。実際には、こちらが望むことが、交渉相手が望むことと一致しているかもしれないのです。(p.171)

人助けは大切な習慣です。人助けをする方法は、ただ、「大丈夫ですか?何かできることはありますか?」とその一言でいいのです。(p.178)

「矢の周りに的を描いた」状況とは、もっとも優秀な人間(=矢)を選んで、その人が得意なことに近い仕事(=的)をつくるのです。本当に優秀な人たちに最高の仕事をしてもらえれば、驚くほど成果があがります。能力や興味のないことをyらせるよりも、はるかに生産的で、本人も充実感が味わえます。重要なのは、適切に補完しあうスキルを備えたチームをつくることです。(p.180)

職を探すときは、自分が応募している職が自分にあっているかを見極めることが大切です。つまり、あなたは的にふさわしい矢でしょうか。私たちは、職を手に入れることばかりに目がいき、その仕事が自分の能力や興味にあっているか、もっと重要な点として、職場の同僚とうまくやっていけるかどうかを疎かにしがちです。(p.180)

光り輝くとは、いつでも期待以上のことをすると決意することです。裏返せば、期待れる最低限のことしかしないのは、その機会を自分で台無しにしていることになります。(p.192)

何かを起こすときには、最低でも100%の力を出して実現のために努力をしなくてはなりません。100%の力を出す覚悟がないなら、目標が達成できなかったとき、責めるべきは自分しかいないのです。(p.193)

本気で何かをしたいなら、全ては自分にかかっているという事実を受け入れなければなりません。したいことを、優先順位の上位にもってくるか、さもなければリストから外すべきです。最大の目標を紙に書いて、それを妨げている直接的な要因を挙げるという課題を出します。リストはものの数分で完成します。ただ、本当は、自分の名前だけ書いて白紙のリストにすべきなのです。(p.194)

快適な場所から離れ、失敗することをいとわず、不可能なことなどないと呑んでかかり、輝くためにあらゆるチャンスを活かせるようにすれば、限りない可能性が広がる、ということでした。もちろん、こうした行動は、人生に混乱をもたらし、不安定にするものです。でも、それと同時に、自分では想像もできなかった場所に連れて行ってくれ、問題がじつはチャンスなのだと気づけるレンズを与えてくれます。何よりも、問題は解決できるのだという自信を与えてくれます。(p.215)

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