2012/01/13

book // 金持ち父さん 貧乏父さん

title:金持ち父さん 貧乏父さん 
author:ロバート・キヨサキ+シャロン・レクター
publish:筑摩書房

新卒のころ買った本
その頃もとっても興味をそそられて
キャッシュフローゲームの会に参加したことがある

それから数年後
また同じ本を読み返している
なぜなら 私は行動を起こさなかったから
イヤ、一歩を踏み出したけど
そこから思いとどまってしまった
チキン・リトルが「危険だ、危険だ」と頭で騒ぎたてたのだ

それでも今ならまた違う道が待っている気がする
また同じ本を手にとったのだから

ジャンプをしてみせよう
これから待つ未来で
給料の総額によって決められた人生を歩みたくない!!



「どうやったら、それを買うためのお金を作り出せるだろう」と言わなくていけない。答えを要求する疑問文だ。(p.28)

問題なのは私(金持ち父さん)だといって、私を責めることをやめるんだ。私が問題だと思っていたら、私を変えなければそれ(金持ちの方法を教えてくれないという怒り)は解決しない。もし、自分自身の問題なのだと気づけば、自分のことなら変えられるし、何かを学んでより賢くなることもできる。たいての人が自分以外の人間を変えたいと思う。でも、よく覚えておくんだ。ほかの誰を変えることよりも、自分自信を帰ることのほうがずっと簡単なんだ。(p.55)

私たちは恐怖と欲望という2つの感情を持ち続ける。大事なのはそれらの感情を長い目で見て、自分のためになるように使うことだ。感情におぼれ、それによって考え方まで支配されたりしないようにね。たいていの人は恐怖や欲望を自分のためにならないように使ってしまう。それが無知の始まりなんだ。鼻先にニンジンをぶら下げられた馬が、どこへ行くか知りもせずに、重たい荷物を引いて走り続けているのと変わりがない。(p.73)

恐怖が君たちをドアの外に押し出す。すると、今度は欲望が君たちを呼ぶ。岩だらけの道、罠の待っている道に呼び寄せる。(p.76)

お金はニンジンなんだ。決して手に入らないまぼろしのようなもんなんだ。もし馬が自分の姿を遠くから眺めることができたなら、自分の立場が分かり、ニンジンを追いかけることが自分にとってためになることかどうか、考えなおすかもしれないだろう。(p.76)

給料の総額によって決められた人生なんて、本当の人生じゃない。(p.77)

MBAなど経営を学ぶための場所はある。でも、ビジネススクールはたいてい、多少高度な「数字屋」を作るだけだ。数字屋では人に雇われるのがせいぜいで、自分でビジネスを興すことはできない。数字屋がやることといえば、数字をながめ、人の首を切り、ビジネスをつぶすことくらいだ。(p.79)

考えるっていうのは、ときには自分自身に問いかけるための時間をとることを意味する。例えば、「一生懸命働くことがこの問題を解決するのに一番いい方法なんだろうか?」といった質問を自分にしてみるんだ。(p.80)

たいていの人の頭にはたった一つの問題しかない。目の前にぶらさがっている問題だけだ。月末の請求書の支払のことばかり気にしている。こういう人の人生は、お金に振り回されている。彼らの考えを支配しているのは、頭じゃなくて感情だ。(p.81)

「自分に見えていないことが何かあるんじゃないか?」というふうに自問すれば、感情的な思考を断ち切って、はっきりとした頭で物事を考える時間ができるんだ。(p.82)

資産は私のポケットにお金を入れてくれる
負債は私のポケットからお金をとっていく
(p.96)

金儲けして、その富を失わずに保ち続けたいという人にとっては、金銭・財務関係の文字と数字を読んで理解する力「ファイナンシャル・リテラシー」が不可欠だ。数字だけではあまり意味がないし、文字だけでもあまり意味がない。大切なのは、それらが語る「物語」だ。(p.97)

「どうやって稼ぐか」ではなく、「お金をどう使うか?」つまり、お金を稼いだ後どうするか」だ。これが「ファイナンシャル・アティチュード(お金に関する聡明さ)」というものだ。(p.101)

「本当の資産」
1、自分がその場にいなくても収入を生み出すビジネス・・・私は会社を所有してるが、実際の運営は他人がやっている。もし、自分がその場にいて働かなければいけないのならば、それはビジネスとはいえない。自分の仕事だ。
2、
3、債権
4、投資信託
5、収入を生む不動産
6、手形、借用証書
7、音楽、書籍などの著作権、特許権
8、その他、価値のあるもの、収入を生み出すもの、市場価値のある物品など
(p.128)

「好きでなかったら、きちんと世話ができないからね」というのが金持ち父さんの口癖だった。(p.128)

小さな会社の株に投資する際のコツは、一年以内に売却することだ。不動産投資のコツは、これと異なり、まず小さな物件を購入し、それをどんどん大きな物件に買い替えるやり方だ。こうすれば、売買によって得た利益に対する税金の支払を遅らせることができ、結果としてその物件の価値を何倍にも増やす事ができる。私が一つの不動産を所有し続ける期間は長くて7年だ。(p.129)

多くの人がやる間違いは、クレジットカードやローンを使って新車や贅沢品を衝動買いしてしまうことだ。今持っているものに飽きてくると新しいおもちゃがほしくなって物を買う。だが、借金をしてぜいたく品を買った場合、その借金が経済的な負担となり、そのあげくその物を見るのもイヤになるというのは、よくあることだ。(p.129)

法律を知ること、システムがどのように働くか、その仕組みを知る必要がある。なにも知らないでいると、いじめっ子のいい標的になってしまう。自分がやっていることが本当に分かっていれば、戦うチャンスが得られる。金持ち父さんがあんなにたくさんのお金を払って有能な税理士や弁護士を雇っているのは、そのためだ。税理士や弁護士に高いお金を払ったとしても、そうしなかったときに払うはずの税金より安くすむ。(p.140)

ファイナンシャル・インテリジェンス
1、会計力・・・ファイナンシャル・リテラシー
2、投資力・・・投資とは「お金がお金を作る科学」だ。投資には戦略と方式が必要とされる
3、市場の理解力・・・需要と供給の科学。つまり、人間の感情によって左右される側面だ。市場の理解に必要なもうひとつの要因は、基本的な投資のセンス、つまり投資に関する経済的感覚だ。
4、法律力・・・会計、投資、市場に関する専門知識のまわりを「会社」という殻で包むと、資産を大幅に増やすのに役立つ
(p.144146)

大事なのは自分の持てる専門知識、知恵、その「ゲーム」を愛する気持ち、それらを総動員して、リスクを減らすことだ。もちろん、リスクはどんな場合もつきものだ。だが、ファイナンシャル・インテリジェンスを使えば勝率を上げられる。(p.174)

投資家になりたい人は、3つの技術を伸ばす必要がある。
1、他の人が見逃すチャンスを見つける技術
2、資金を集める技術・・・資金を増やすために銀行だけでなく、何通りもの方法があることを知らなくてはならない。大事なのは、何を買うかというよりも、何を知っているかだ。投資は「買う」ことではない。「知っている」ことのほうが大きな役割を果たす。
3、頭のいい人間を集めて組織する技術・・・賢い人間というのは、自分より賢い人間と仕事をするか、またはそういう人間を雇う。
(p.178)

私は若者にアドバイスするとき、「「いくら稼げるか」ではなく「何を学べるか」で仕事を探しなさい」と言う。特定の専門を選ぶ前に、また「ラットレース」にハマる前に、将来を見渡しながら、自分はどんな技術を習得したいかをじっくり考えることが大事だ。(p.190)

私はよく「いま毎日やっていることの行き着く先はどこですか?」という質問をする。(p.191)

もし学校で教えられたとおりに高度な専門知識を身につけ、それを生かして働くつもりなら、組合による保護を受けなさい。ということだ。もし、この産業からはじきだされるようなことになったら、人生をかけて獲得したこの技術は他の産業では通用しない。(p.194)

才能あふれるたくさんの人が貧乏のままでいる理由は、彼らがおいしいハンバーガーを作ることに専念するばかりで、ビジネス戦略についてはまったく無知のあまだからだ。(p.195)

才能にあふれる人が、貧乏だったり、経済的に苦しんでいたり、才能に見合わない収入しか得られない原因は、彼らが持っている知識、才能にあるのではなく、彼らが「知らない」ことになる。(p.196)

専門的な技術の中でもっとも大事なのは、セールスとマーケティング、つまり売る能力だ。(p.197)

人生で成功するのに必要不可欠なのは、書く、話す、交渉するといったコミュニケーション能力だと言ってもいい。私はこの技術を高めるために、講習に出席したり、自習用テープを買ったりして自分の知識と技術を広げる努力を常に続けている。(p.198)

金持ち父さんは、浅く広く知識を増やすようにいつも言っていた。また、自分より頭の人間と仕事をし、そういう人間を集めて一つのチームとして働かせるようにとも教えてくれた。これは現代なら「専門職のシナジー」とでも呼ばれるべきものだ。(p.198)

お金の流れを読めるようになったのに資産を増やすことができないという人にとって、大きな障害になる5つは、
1、恐怖心
2、臆病風
3、怠け心
4、悪い習慣
5、傲慢さ
(p.203)

手持ちの金は少ししかないが替え持ちになりたいという人に必要なのは、バランスをとることではなく焦点を絞ることだ(p.211)

「根拠のない疑いや恐怖が臆病な人間を作る。臆病な人間は批判し、勝利を収める人間は分析をする」金持ち父さんの説明によれば、批判が人の目を見えなくする一方、分析は人の目を開いてくれる。分析をする勝者には、批判ばかりしている人間に見えないものが見栄、また、ほとんどの人が見逃してしまうチャンスが目に入る。人が見逃してしまうものを見つけること、これこそが、どんなことにおいても成功の秘訣だ。(p.217)

分析をせずに批判ばかりしていては進歩はない。(p.218)

私だってトイレの修理をするのは嫌だ。だから、私の代わりに修理をしてくれる不動産管理人を必死でさがす。一戸建てやアパートの管理をきちんとやってくれる管理人が見つかれば、現金収入の道が開けたのも同然だ。実のところ、よい管理人を見つけることが、不動産で成功する秘訣ともいえよう。(p.218)

チキン・リトルは分析をしないで心の扉を閉める。株式投資に関して「逆指値」というのがどのように働くかを知れば、儲けるために投資する人がもっと多いはずだ。「逆指値」というのは、単純なコンピューターのコマンドで、株価が下がり始めたら自動的に株を売り払うことを指示するものだ。こうすれば損を最小限に押さえられ、もうけを最大にすることができる。(p.220)

「自分の心に聞いて「正しい」と思うことをやることだ。なぜなら、いずれにせよ非難を受けることになるからだ。たとえ何をしようと、また何もしなくても、文句を言われる。」エリノア・ルーズベルトの言葉(p.226)

偉大な投資家たちの大いなる頭脳に近づく唯一の方法は、おごらずかぶらず、謙虚に彼らの言葉を読んだり、耳を傾けたりすることだ。自尊心が高くて人の話を聞けない人、批判ばかりしている人は、本当は、自分に自信がなくて危険を冒すことができない人間である場合がよくある。(p.238)

新しい考え方がこれまでに蓄積された考え方と一緒になって強力な武器になる。人の話に耳を傾けることは、自分が話すことより大切だ。(p.239)

残念ながら、貧乏から抜け出せない人の多くは、チキン・リトルの言うことばかり耳を貸す。(p.241)

富を築くのを妨げるハードルのうち超えるのが最も難しいのは、自分自身に正直になり、人と違ったことをするのをためらわないことだろう。割のいいもうけ口があったとしても、それが新聞の第一面に載る頃には、ほとんどの場合遅すぎる。(p.241)

頭のいい投資家は、市場の波が最高のときに乗ろうと狙ったりしない。波に乗り損なったら、次を探し、そのための準備をする。賢い投資家は、人気がないところを選んで投資する。彼らは、投資とは売るときに利益を得るのではなく、買う時に利益が出ることを知っている。(p.242)

「内部」に近い金持ちの友人を持つと良いという理由のひとつには、お金の源がそこにあることだ。お金は情報をもとに作ることができる。次の大きな波がいつ来るか、その情報を手に入れて早めに波にのり、波が崩れる前にそこから逃げ出すのがいい。(p.242)

情報を手に入れるのが早ければ早いほど、少ない危険で大きな利益を得るチャンスがあるということだ。友達というのはそういった情報を交換しあうためにいる。これこそがファイナンシャル・インテリジェンスなのだ。(p.242)

たくさんの講座に出席したが、そこで学んだことを全部利用したわけではない。だが、常に何か新しいことを学んだ。(p.244)

「金儲けの方法」をマスタ−するもう一つのカギは、より速く効果の上がる方法を探すことだ。全てがどんどん変わっていく現代においては、あなたが何を知っているかはもうあまり意味をもたなくなっている。なぜなら、あなたが何かを知っていることがもう時代遅れになっている場合が多いからだ。問題なのはいかに速く学ぶことができるかだ。(p.244)

自分自身のビジネスを始めるために必要な管理能力のうち、最も大切な能力は
1、キャッシュフローの管理
2、人の管理
3、自分の時間の管理
この3つ野能力は、どれも自己抑制能力を習得することによって高められる。私は「まず自分に支払え」というのはそのためだ。(p.246)

貧乏な人は、貧乏になるような悪い習慣を持っているから貧乏から抜け出せない。この悪い習慣の1つは、貯めたお金に手を出すことだ。金持ちになる人は、貯めたお金は請求書の支払の為にではなく、より多くのお金を作りだすためのものだということを知っている。(p.251)

私は弁護士や会計士、不動産ブローカー、株式ブローカーなどに相当な額を払っている。その理由は、もし彼らが本当のプロならば(これが実に肝心なことだが)、彼らに助けてもらえば必ずお金が儲かるはずだからだ。ブローカーはあなたの代わりに、市場にアンテナを張ってくれる。彼らは毎日市場に目をこらしている。(p.252)

残念ながら、ブローカーのほとんどは単なるセールスマンだ。中でも不動産のセールスマンは一番タチが悪い。彼らは不動産を売るが、自分ではほとんど不動産を持っていない。住宅用の家を売るブローカーと投資用の不動産を売るブローカーでは大きな違いがある。(p.252)

私は、不動産や株のブローカーを雇う時には、まず面接をして、相手が個人的にどれくらい不動産あるいは株を持っていて、税金を何%払っているかを聞く事にしている。大事なのは、顧客の利益を最大にすることを常に心がけているブローカーを見つけることだ。(p.253)

何かが足りないとか何かが必要だと感じたときには、まず、それを人に与えることだ。そうすれば、あとになって、二倍にも三倍にもなって返ってくる。このことはお金、微笑み、愛情、友情などいろいろな事にあてはまる。「足りないものを与える」というのは、たいていの人は一番やりたがらない。だが、経験から言えば、このやり方はいつも効果がある。(p.264)

何かを与えたのに何も戻ってこなかった。あるいは戻ってきたものが自分のほしいものとは違ったということも何度かあった。だが、そのような場合はあとでよく考えてみると、最初から何かがほしくて、それが目的で与えていることが多かった。つまり、純粋に「与えるために与える」のではなく、見返りを期待して与えるという下心があったのだ。(p.265)

たいていの人は何か新しいアイデアを仕入れても行動に移らない。あるいは、せっかく自分が学んだやり方について、他人がケチをつけて、自分が行動に移るのをとめてくれるのを待っている。 (p.267)

自分がやりたいと思っていることをすでにやり遂げた人を見つけたら、ランチに誘い、ちょっとした秘訣やアドバイスを聞かせてもらう。(p.267)

それ(売主の希望価格)が、適切な価格かどうかは、その物件をほしいという人が現れるまで決して分からない。売主というのは、たいてい高めの価格をつける。実際の価格よりも低い価格を売主がつけることはまずないといってもいい。投資家でない普通の人は、何かを「売る」ということがどういうことか分かっていない。 (p.269)

もうひとつ忘れてはいけないのは、買付申込をするときは必ず、免責条件をつけ加えることだ。私は、「当方のビジネスパートナーの同意を条件とする」という文言をつけて、買付申込をする。相手が買付申込を受け入れたが、私は取引を成立させたくないという場合は、私は自宅に電話してネコを相手に「パートナー」との会話をする。(p.270)

投資を目的とした不動産には、2つの要因が必要だ。1つは価格が安いこと、もう1つが変化だ。だから、私はジョギングをするとき、投資をしてみようかと思っている地域を選んで走る。何度も同じところを走っていると、小さな違いに気づく。長い間出されている「売家」の立て札があれば、売主がしびれをきらして、なんとしても売りたがっているかもしれない。引っ越しのトラックにも気をつける。引っ越しをしてくる人、出て行く人、どちらの場合も、私は立ち止まってトラックの運転手と話をする。郵便配達人と話をすることもある。こういった人たちがその地域について持っている情報は、驚くほど豊富だ。(p.271)


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