2011/12/23

book // 文句なしに凄い!ここまで「気がきく人」




title:文句なしに凄い!ここまで「気がきく人」
author:山形 琢也
publish:三笠書房

人が自分から動くようにする
さも自分から動きました!と自主的に動かす
そういうスキルが「気がきく人」
他人のツボが分かっている人
こういうことしたらこういう風になると
シュミレーションができる人

実例があるから分かりやすかった
周りには出会った事ないなーという実例ばかりだった
まだまだ「気がきく人」の場所が残っているってことだ


(Aが重要なプレゼン資料を作成していたときに急遽仕事を離れ、上司が代わりにやることになった。)Aの説明によると、机の引き出しの一番上の袋に、今回の書類を書くためのメモが入っている。それを読んで、パソコンに入っているこれまでの作成したものを読めば、残っている分をどうすればいいかわかるというのだ。まずメモは、上司が指示したポイントを箇条書きしていた。そしてそこから導かれる全体の考え方、項目ごとのポイントが書き出してあった。そして、残りの分についても、どのようなポイントで、どのように書いていくかがメモされていた。(p.31)

「雑事の連続の上に、経営がある。ところが甥は一気に経営なんです。細かいことを大切にしないから現場とかけ離れたアイデアなんです。」世の中の仕事は、90%が現場の雑事から成り立っているといっていい。(p.44)

「立場を替えて考える」という言葉には大いに学ぶところがある。「あなたが私の立場だったらどうしますか」と、不利な自分たちの立場に立って相手を引き寄せ、強硬な姿勢を軟化させたことだ。これは難交渉を打開する一案だ。(p.80)

あなたの企画が採用されたということは、あなたの企画に反対した人の意見は退かれ、ほかの人の企画もボツになったということだ。ビジネスの世界では、こういうときこそ謙虚になり、傷ついている人たちへの気づかい、気くばりをすることが大切になる。できるだけ敵を作らず、味方になってくれる人を増やしていく。(p.123)

トラブルを事前に回避するには、言葉を惜しまないのが一番である。たった一言の労を惜しまなければ、たいてのトラブルは回避できるのだ。(p.156)

「やっぱりあいつはダメだ。任せられない」と上司が不信の思い込みを強めてしまうと、部下は部下で「あの上司の下ではやっていけない」とやる気をなくしていく。(p.168)

気がきく上司なら、部下が「よし、やってやろう」と思うように言葉を選んで命令を出す。(p.169)

部下が参考になる意見をいうと、「ちょっと待ってくれ。それはいい話だ。メモさせてもらう」と言ってメモをとる。部下が課長の期待を期待を感じるのは当然のことである。また、部下が大事な仕事で外に出ている場合は、とくに用がないときは彼らが帰ってくるまで待つのが上司の気くばりというものだ。(p.174)

部下に対する上司の見方・考え方は「長所管理」でなければならない。つまり、「その人の持っているいい面を生かす」という視点から部下をとらえるということだ。(p.182)

叱ったら、その人のいいところも必ずほめておく。叱りっぱなしにしておかない。いわば”サンドイッチ”方式で、叱ったらほめ言葉で包んでやる。人は認めてほめてやれば、必ず自分から動くようになる。どんな人間にもプライドがあるからだ。(p.184)

新しい部署に行くと、趣味でもなんでもひとつのことを掘り下げて勉強している人間を探した。そして、人材を発見すると、感心したように、「君は凄いよ。よく勉強してるね。尊敬するよ」とほめるのである。そして、「その知識を生かしてくれないか。ここの部署はこれ以上悪くなりようがないんだから、やりたいことを思いっきりやってみようではないか。気楽にな」と余計なプレッシャーを与えないように気をつけながら、背中を押してやるのだ。(p.185)

合格点が与えれないものだった場合、「○○君、君らしくないなぁ。らしくない。どこか調子でも悪いのか」と言って戻す。ここでも相手のプライドを傷つけるようなことはなしない。(p.186)

「君の長所を生かすために、こうしなければならない」という言葉を盛り込む。(p.187)



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