2011/12/24

book // 凹まない人の秘密

title:凹まない人の秘密
author:アル・シーバート
publish:株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン




凹まない人は人生の困難に出くわしても、建設的な方向へ自分の感情をコントロールしていく。もちろん、傷つけられ落胆させられれば、一時的には悲しんだり、怒ったり、失望したり混乱してりすることはある。しかし、それをいつまでも引きずることはない。そして面白いことに、彼らはその傷から立ち直るだけでなく、そこから以前よりさらに力を得て強くなっていくのだ。(p.21)


他の誰かのせいであなたの人生が危機に陥ったと感じた時に、あなたが考えなければいけない重要なことは、「自分の人生に責任を負うのは誰か?」ということだ。(p.42)


凹まない人になる8つのカギ

  1. 人は逆境の前と後では同じ人ではない。
  2. 逆境や破壊的な変化を乗り越える時、あなたの心あるいは習慣が物をいう。
  3. うまくいかないときにそれを他人のせいにする人は、凹まない人ではない。
  4. 人生が公平だって?そんなことは最初からない・・・凹まない人への道は、自分の人生にどこまでも責任を持つことから始まる
  5. あなたには、あなたなりの凹まない方法がある。
  6. 自分をよく知ることで、凹まないレベルを高めることができる
  7. 周りのものをよく観察し、状況にあった選択を意識していくことだ
  8. 凹まなくなればなるほど、あなたは逆境をうまく、そして乗り越えるようになる。

(p.49〜51)


ハーディー(強靭な人)」人たちの3つの特徴はこうだ。

  1. 自分の置かれた立場で最善を尽くすというコミットメントがあり、他人も助けようという気持ちが強い
  2. 自分には、いい結果を導くための力があると信じている。このことが彼らに物事や他人に対するコントロール感覚を与えている
  3. 難しい問題を進んで解いていこうというチャレンジ精神がある
(p.61)

これからあなたの新しい歌を歌おう。「人は人。わたしはどう思われようと気にしない」(p.64)

どんな人が病気を発症しにくいか。
・感情を抑制することなく、それを認め、表すことができる
・問題なのは、他人の言動ではなく、それに対する自分の反応だと思っている。
(p.66)

問題解決に必要なのは、
  1. 正確に状況を読むこと。・・・「何が問題なのか?事実は何なのか?深刻度はどれほど?緊急度は?時間の猶予はあるか?他に知るべきことは?誰が行動するべきか?」とここでは客観的な状況を把握する。
  2. 自分がすべきことは何か?状況と自分をここで結びつける。・・・「自分は何を得たいのだろうか?自分の行動のゴールは何か?
(p.76)

どんな大変なことであれ、起こったことを受け入れることから始める。サバイバーは、起こってしまったことを恨んだり、怒ったりしないのだ。(p.82)

セルフ・イメージが健全で高い人であれば、今現在の自分の力はどこがどれだけ足りないかのフィードバックとして失敗を捉える。これからどこを伸ばしていけばいいのかの貴重な示唆になるわけだ。(p.94)

できるはずのあなたが、ここでは、たまたま上手くいかなかったと捉えるかの違いだ。(p.95)

うまくいく人というのは、うまくいかないときのことをしっかりと考えているものなのだ。何が問題になるのか、どこが難しいところなのか、壁は何か、自分の力の限界はどこか、取りかかる前にそれらを客観的に見ている。(p.103)

シャドーとは、自分が他人の中に見える欠点や醜さのことだ。実はそのシャドーの中に、自分自身の欠点や醜さを見ているのである。同じように、他人の中に見える長所や美しさは、自分自身のそれであることも多い。「他人は自分の鏡」。そんな気持ちでもう一度、見直してみよう。(p.112)

ネガティブな人のエネルギーに引きずられないようにするには、次のことを意識していくといい。
・他人は他人。人がどう思うかは、私がどうこう言えることじゃない。
・他人の言動であなたがむかついても、彼らのせいじゃない。むかついてるのは、あなただ。あなたの心の許容範囲が小さいということだ。
・いやなやつというのも、自分の弱さや小ささを教えてくれる、ありがたい先生なのだ。(p.124)

難しい人たちは裁くのではなく、彼らの身になって考えることができないか、共感力を持って、シナジー効果を生み出せないかを考えておくといい。共感とは、自分の感情を切り離しながらも、他人の感情は理解できるという状態だ。(p.125)

困難にでくわしたときには、そこに隠れた、そして思いがけないことが隠されていないかどうか、常に探してみるといい。
・これが起こってよかったと思えることって何だろう。
・どうしたら、この不運を幸運に変えられるだろう。
・これで思わぬ道が開けることが、何かないかな?
(p.134)

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