2012/02/09

ラテに感謝 転落エリートの私を救った世界最高の仕事


title:ラテに感謝 転落エリートの私を救った世界最高の仕事
author:マイケル・ゲイツ・ギル
publish:ダイアモンド社

スターバックスで幸せを見つけた64歳男性の話
成功のレールが引かれた道を歩んできて
苦労や挫折をそんなに経験してこなかった
自分は世界の中心で、自分が正しいと考えていた人
解雇、不倫、愛人の妊娠、離婚、破産など
一気に階段の下を転げ落ちたとき
希望の光、幸せを見つける話

エリートキャリアや友達をチャラにして
「自分の人生はどん底だ。すがるものにすがらなくては!」という気持ちで
スターバックスで働くことになる
なぜスターバックスで働きたい?という本心が
福利厚生というのもなんだかうなずける話

最初は福利厚生が目当てだったけど
尊重を重んじる環境や多様性のあるパートナーとふれあう中で
「コーヒーが好き!」「人と話のが好き!」「名前を覚えるのが得意!」
という好きなこと、得意なことが仕事をより楽しくさせる
だんだんと高キャリアだったことの足かせもとれてきて
自分を信じて、自信を持てるようになった
ボトムラインは、自分を愛せる人生を見つけられた
でもその結論に至るまではスターバックスでの仕事では自分を愛せなかった
分からないけど飛び込んでみて
オープンな心で環境や仕事を見つめて
好き、楽しいと思えることに耳を傾けてみる
そうすることで見えてくる自分を愛する人生!ってことかな



私もバイトでパートナー経験があるから
そういう目で見てみたけど何か違う
本番のスターバックスだからかな
私が働いていたときと同時期に起こったストーリーだと思う

パートタイム(アルバイト)でも奨学金を受けられる福利厚生も
パートナーや店長との尊敬と信頼を持ったやりとりも
ディストリクトマネージャーとの「あなたのやり方を尊重します」とのやりとりも
「やってくれませんか?」という命令ではなくお願いをするという習慣も
私には無縁だった

もちろん大好きな仕事だったし
威厳と尊重を持って接するというパートナー条もあった
でもそれを心から実行しているかどうかは疑問
もちろん実行しようと試みても、やっぱり人はすぐに変わらない
クリスタル、ケスター、アンソニーみたいに
広い心で相手を受け入れることができてるとは思えなかった
ゴシップ好きだし、文句も言うし、怒鳴るし、イライラだってする
みんなにキツくあたってイライラオーラを出しいてるタワナがいっぱいいるかんじ

でもここで描かれている環境はとっても理想だと思う
従業員をコマと扱うか、愛を持って尊重するか
マイケル(著者)にとってはどっちも経験をしているからこそ
前の自分を改め、今の自分を誇りに思えるのかもしれない

人生って何が起こるかわからない
端から見れば成功体験で華やかな世界でも
家族は崩壊して、偽りの自分がいて、毎日を仕事にしか生きてない人がいる
お金という生活面で見れば裕福でも
自信、誇り、愛といった幸せは出てこない
キラキラと輝くデコレーションに振り回されずに土台をどうするか
この土台で人生の幸せ度が決まるのかもしれない

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